無名異焼は、新潟県佐渡市相川町に伝わる独自の陶芸であり、 金山から出土した 酸化鉄を含む 鉱物、無名異(むみょうい)を陶土として使用し作成されます。

通常の焼き物は、成型から乾燥までで、10~15%位の収縮に比べ、無名異焼(むみょういやき)は、約30%も収縮し、きめが細かく非常に硬く丈夫であるという特徴があります。また、たたくと澄んだ金属音を発っし、使用するに従って光沢を増していきます。

陶土である、無名異自体も、薬効にすぐれており、中風・胃腸病・やけど・止血剤などに薬効があり、無名異焼の器で飲むと、お茶・酒・ビール・コーヒーなどの飲み物の味がおいしくなると注目を集めています。

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