唐草文様(からくさもんよう)は、つる草が波状または四方に伸び、からみ合う曲線文様です。歴史は古く、ギリシアの神殿などでも見受けられ、メソポタミアやエジプトなどから広く伝わっていきました。日本には中国から伝わっってきたと言われています。

唐草模様といえば、緑地に白の風呂敷のそれが有名であり、獅子舞のかぶり物でも目にしたことがある方が多いと思います。漫画やコントの中では泥棒の小道具としてのイメージもあります。

日本で使用される唐草文様は、簡略化されつる草の原型はほとんどとどめていないものも多いです。

蔓草の生命力が、発展に結び付けられることから、一種の吉祥文様として使用されることも多い文様です。

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