日本の磁器発祥の地と言われている、佐賀県有田町の泉山にある磁石場です。江戸時代初期の1616年(元和2年)、朝鮮人陶工・李参平によって国内で初めて磁石が発見された場所です。有田の町民には「石場(いしば)」と呼ばれています。

現在、採掘はほとんど行われていませんが、白い岩が露出し木がなく、道路などのある地面よりはるか下の方まで掘り下げられていて、有田焼の原料となる陶石を400年もの長い歴史を経て掘り続けてできあがった形が生々しく残っています。

現在は白磁ヶ丘公園とも呼ばれる国指定史跡になっています。

また、泉山の石場神社には、高麗神の碑があり、李参平像もまつられています。

隣の歴史民俗資料館と付設の有田焼参考館には登り窯の復元模型や、やきものづくりのさまざまな道具、陶片などを展示されています。

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