型押模様のことで、押印文とも呼ばれます。素焼きの前(生生地)段階の、乾燥前の柔らかい状態の生地に、文様を彫りつけた印材を押し付けることで表した文様のこと。「赤絵」も同じ意味で用いられています。

中国陶磁器から始まった文様装飾の一技法であり、乾燥前の柔らかい状態の素焼きの前段階の生地(生生地)の表面に草木の花弁,茎,葉などを文様とした押印型(印材)を押し付けて表した文様のことをいいます。多く花文を用いるため印花と言われたと言われています。

中国では漢の時代に始り,唐代以降に発展してきました。日本には鎌倉時代以後の瀬戸焼などにも用いられています。

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