長窯業原料となるカオリナイト鉱物を主成分とする粘土です。カオリン鉱床には,熱水鉱床,堆積鉱床,風化残留鉱床などがあります。一般に,熱水作用により形成されたものは,一次カオリン(粘土)と呼ばれ,木節粘土のように,流水によって運搬され,湖底に堆積して形成されたもの(漂積粘土)は,二次カオリン(粘土)といわれています。

水で練ると可塑性を生じ、乾燥すると強度が出ます。耐久性が高く、粘り強いのが特徴です。

陶磁器だけでなく、セメント、ゴム、製紙などの材料として使用されています。

中国の景徳鎮付近の高嶺Kaolingという山地に産する粘土が,古くから中国の陶磁器の原料として使用されていたのがこの名前の由来といわれています。

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